ウチのST250Eは、USB充電器やホットグリップなどかなり多くの電装系をカスタムして追加してあります。電装系のカスタムには昔ながらのギボシを使ってきたのですが、エーモンの端子がとても優秀だったので紹介していきたいと思います。
エーモン圧着接続端子「1168」が優秀!
ギボシはもう長い間使っているので安心感があるのですが、防水ではないので、防水が必要な箇所は自己融着のテープを貼って防水していました。先日やってみたウインカーの移設でも自己融着テープを使っています。
でもやっぱり見た目が汚いんですよね。スマートではない。
ふらっと行ったホームセンターで目に止まったのがこの圧着接続端子です。
熱で収縮する防水チューブを使いたいなと思っていたのですが、この端子は専用の圧着端子に防水チューブがセットになっています。これは使ってみたい。ヒートガンを買ってまでやる必要はないかなとドライヤーであたためて収縮させました。
リアフェンダーの裏に配線するので、見た目がきれいである必要ってそんなにないのですが、スマートに防水処理ができるのはとても優秀。
この端子はかなり考えて設計されているようで、皮膜を5mm程度むいた配線を差し込むとちょうど中央の部分で止まるようになっています。
ちゃんと差し込まれた状態で、さきほどむいた5mmの部分をエーモンの電工ペンチで圧着します。これでしっかりと接点を作ることができます。
両端とも同じように圧着して、あらかじめ入れておいた防水チューブを上からかぶせるようにして熱を加えれば、絶縁と簡易防水が出来上がるというわけです。
圧着接続端子の防水チューブにヒートガンを組み合わせる
防水チューブを収縮させるのに、ドライヤーでまあできるわけなのですが、たまたま安いヒートガンを見つけたので購入してしまいました。
購入の決めてはアタッチメントです。このアタッチメントを使えばエーモンの防水チューブをかんたんに収縮できるかもしれない。
こんな感じでアタッチメントに端子を乗せるようにして熱を加えていきます。温度調整ダイヤルは最高温度、トリガースイッチは「弱」「強」ありますが、「弱」を使っています。
効果は絶大!ものの10秒ほどで防水チューブの収縮が完了しました。
圧着端子の形がくっきり浮かび上がるくらいに収縮されています。
ちなみにドライヤーを使ってやったときには熱を加えすぎて、圧着した端子の接点が外れるという失敗がありましたが、ヒートガンであればそんな心配はなさそうです。ちなみにですがバッテリー式ではないので延長コードは必須になってくると思います。
防水チューブを使うところってそんなにある?
なかなかヒートガンを買わずにドライヤーでエーモンの端子を使っていましたが、その理由として「そんなに防水が必要な箇所ってないだろう」と思っていたんです。しかしたまたま2,000円くらいのヒートガンがあったので買ったのですが、この組み合わせはとても便利。
動画でみるともっと便利さがわかっていただけるかもしれません。
圧着して加熱するだけなので、ギボシ接続よりも手間をかけずに接続することができます。防水がいらないとしても絶縁は必須ですよね。その点を考えるとギボシよりも優秀と言えるかもしれません。
電装系トラブルが起きそうな箇所は着脱できるギボシ接続にしておいて対応する、もう外すことはないだろうなという場所には圧着端子を使うそんな使いわけですね。もちろん、簡易的な防水がしたいなら圧着端子を使うことになります。
思ったよりもいろいろな場所で圧着端子を使ったので、5セットのものを何度も購入しました。あらかじめ15セットを買っておくと面倒くさならないと思います。
逆に、防水チューブだけの製品だと、Amazonで150〜170個くらいのセットが売られていますが、使うサイズも限られているでしょうし全部は使えないでしょう。ちょっと買う気にはなれないんですよね。
このエーモンの端子なら圧着端子とセットになっているからこそ買う意味があるんです。