エンジンをかけようとしたらちょっとかかりにくい……。
そんな感じになってきたらエンジンプラグの交換時期かもしれません。
この記事では、GB350のエンジンプラグ交換について解説していきます。
GB350のエンジンプラグを抜く
GB350のエンジンプラグ交換には、難しいところはありません。
エンジンプラグはここにあります。
って、これはわかりますよね。
差し込んであるプラグキャップをまっすぐ抜きます。
プラグレンチで古いエンジンプラグを外します。
アクセスしやすい位置にあるので、こういう普通のプラグレンチで大丈夫です。
ごく普通のプラグレンチで……ショートタイプとかにすると逆に回しにくいと思います。
エンジンプラグを外してみるとNGKさんの「MR6K-9」がついていました。
GB350のエンジンプラグ互換性
ノーマルと一緒の「MR6K-9」をつければいいわけですが……。
せっかくなのでちょっと良いプラグにしてみましょう。
NGKさんの公式ページをみるとGB350の適合表がありました。
適合するのは「CPR6EDX-9S」ですね。
イリジウムプラグの設定はなく、もう1ランク上のMotoDXプラグです。
熱価6の設定になっているので、ここは変えずに「MR6K-9」からその上位版の「CPR6EDX-9S」にします。
このようにちょっと高いプラグにすると何がいいのか。
プラグを良いものにしたからと言って、パワーが上がるなんてことはないらしいですが、アイドリングや低回転時に点火しやすくなるみたいですね。
低回転時のトルク向上が……もしかしたら体感できるかもしれません。
GB350のエンジンプラグを交換する
「CPR6EDX-9S」をつけていきます。
いきなりプラグレンチで締めていくのではなく……手で回せるところまで、回して締めていきます。
いきなりプラグレンチを使って締めていくと、ネジ山を壊す可能性があります。
手で回せる限界まで締めたところから、プラグレンチで1周の1/3〜1/2くらい締めます。
撮影のために片手で締めていますが、両手でぐぐっと締めるくらいで大丈夫です。
注意点として、体重をかけて思いっきり締める……ってやってしまうとネジ山を壊してしまうのでやめましょう。
それと、一回締めたプラグを外してもう一度締めるときは、1/3も回らなくなっています。
両手でぐっと締めるくらいの感覚になります。
最後にプラグキャップを差し込んだら、交換完了です。
エンジンをかけてみると……
交換前は「キュルキュル」とセルが回ってからエンジンがかかる感じでしたが、交換後は「キュルッ」と回るだけでかかるようになりました。
始動性は明らかに改善されますね。
元々、低回転でもトルクがあるタイプのエンジンなので、高価なエンジンプラグにして低速トルクがあがる……というのは感じられませんが、吹き上がりが良くなった感覚があります。
エンジンオイルを交換したときも吹き上がりが良くなったように感じますが、同じような感覚です。
もちろん、気分の影響も大きいと思いますが、良い気分で走れますよ。