GB350って、ギアポジションのインジケーターがついているので、タコメーターって必要ないんですよね。でも、どれくらいエンジンが回っているのか、見たい。ということで、デイトナのタコメーターをつけてみました。
ST250に乗っていたときにもつけていたタコメーターです。
- デイトナのタコメーターの配線を解説
- GB350にデイトナのタコメーターを配線する
- GB350のデイトナタコメーターの配線を整理する
- GB350のタコメーター動作確認
- GB350にちゃんとタコメーター取り付ける方法
デイトナのタコメーターの配線を解説
GB350って、単気筒のロングストロークなので、こちらの8,000RPMまで測るタコメーターがちょうどいいと思います。
念の為、取扱説明書へのリンクも貼っておきます。
https://www.daytona.co.jp/dl-product-15995-m
それとパルスジェネレーターですね。
で、配線ですが、まず時計用の常時電源は黄色線で繋げて、バッテリー直で配線することになります。
メーターのプラス線とパルスジェネレーターのプラス線は全て赤線で、これはイグニッション電源(キーオンで流れる電源)に繋ぎます。
メーターのマイナス線(黒)とパルスジェネレーターのマイナス線(青)は黒のマイナス線に繋いで、バッテリーのマイナスに接続します。
パルスジェネレーターの黄色線(信号線)はメーターの白線に繋げます。
GB350にデイトナのタコメーターを配線する
では、GB350に取り付けていきます。
まず、キーオンで電流が流れるイグニッション電源を取り出します。GB350のヒューズボックスがシート下にあるので、ここから取り出すことにします。
ウインカーのヒューズ(SIGNAL)が10Aなので、これを使って取り出します。
念の為、テスターを使って測定しましたが、キーオフだと電圧はかかっておらず、キーオンにすると電圧がかかる電源になっていました。
このように取り出して、ちょっと無理やりになりますが、ヒューズボックスのフタを閉じることもできなくはないです。
このイグニッション電源は、先程のメーターおよびパルスジェネレーターのプラス線(赤色)に接続します。
左側のサイドカウルを開けると、バッテリーがあるので、プラス極に時計用のプラス線(黄色)を直接接続して、マイナス線(黒色)をマイナス極に接続します。
それと、パルスジェネレーターの信号線(茶色)をこのようにプラグの根本にビニールテープなどで貼り付けます。ぐるぐると巻いてしまうとその分余計なパルスを拾ってしまうので、平行にまっすぐ貼り付けるだけにしておきます。
GB350のデイトナタコメーターの配線を整理する
とりあえず、配線を全部繋いで動作確認してみましょう。
このようにキーをオンにして、オープニングの動作があれば、まず大丈夫でしょう。
ちょっと配線を整理します。
こんな感じで……仮付けしました。
タンクの右下に、アクセルワイヤが通っているので、同じ経路で這わせています。タンク右下は結構余裕があって、雨もかからないので、防水は必要なさそう。心配であれば、ブチル系の自己融着テープで防水するといいかと思います。
GB350のタコメーター動作確認
とりあえず取り付け完了。
ということで、エンジンをかけてアクセルを回すとこのように計測してくれています。
思ったより、アイドル時の回転数が高いなという印象。しばらく乗ってみてわかったのですが、エンジンをかけた直後は2,000RPMくらいでアイドルしますが、しばらく乗ると1,000RPMくらいに落ち着くようです。
GB350は単気筒の4サイクルエンジンですので、1回のパルスで2回転します。したがってタコメーターの設定は「1P-2r」です。
街ナカを走ってみたら、3速で3,000回転くらい回すとちょうど50km/hくらいですね。
ちょっと調べてみると、ちょうど3,000回転が最大のトルクになっているようです。街乗りするのにとても向いているチューニングではないでしょうか。
街乗りなら3速で十分な速度が出せるので、ロングストロークのエンジンで余裕の走りができます。50km/hからパワーバンドに入っていくので、そこからの加速も十分にできます。
GB350にタコメーターの必要性ってあるの?
ぶっちゃけ、GB350にタコメーターって必要ありません。
必要があったら、ホンダが最初からつけているはずです。
では、なぜタコメーターをつけるのか。
つけると楽しいから!
この理由しかないと思います。
例えば、60km/hくらいで4速に入れると、2,500回転くらいで微妙にパワーバンドには入っていません。
加速力もちょっと足りない。
そのあたりを見ながら走れるタコメーターはやはり楽しいです。
たまに便利なときがあるとすれば……。
上り坂で前が遅くて2速に落とす必要があったとします。
追い抜こうとして、2速から3速に上げるために、2速で4,500回転くらいまで引っ張ります。
そして、3速に入れれば3,000回転から上げていけるので、パワーバンドを維持したまま、余裕で坂道で遅い車を追い抜くことができます。
という具合で、パワーバンドを意識して走れるのは便利ですね。
あと、デイトナ・VELONAには時計がついていますが、GB350にもついているので要らないんですよね。ですのでアップタイムを表示しています。
この日はロングツーリングに行って、4時間近くバイクに乗っていました。
ということがわかるのも、ちょっとうれしいポイントです。
GB350にちゃんとタコメーター取り付ける方法
GB350をカスタムしたい……と思いつつ、GB350のセッティングに文句がなくて、カスタムするところがない……。
いずれはカフェにしますが、乗りにくくなることは確かです。
そこで、ちゃんとタコメーターを取り付けることにしました。
やっぱり外すと寂しい…あると、楽しいタコメーター。
GB350のメーターの裏にちょうどネジがあるので、ここに固定します。
たまたま持っていたんですけど、こういうL字のドライバーがあれば、ヘッドライトに当たることなくネジを外せます。
こんな感じでVELONA用のステーを流用しました。
このステーはある程度、なんでもいい感じに付けられると思います。
というのも、矢印のほうを使って固定しますが、バツをつけているほうは使いません。
これで十分固定できますし……もし探せば、専用のステーなんかもあるかもしれませんね。
つけた感じはこんな感じです。
わりとちゃんとついている……と思います。
メーターを左側につける場合、ハンドルを左いっぱいに切っても余裕があるように、配線の長さを調整する必要があります。
ちょっと遊びがあるくらいにして、アクセルワイヤとまとめて留めています。
こんな感じで、ちゃんとついていて、ちゃんと見える!
GB350のロングストロークのエンジンって、低回転時のトルク感がいいと個人的には思っています。そんなトルクを感じつつ、時には回転数をみながらツーリングするのも楽しいと思いますよ。
個人的には同じデイトナさんのエンジンガードが心強い味方になっています。