ツーリング中……。
ずっとバイクのエンジン音に耳を傾けているのも良いですが、できればBGMを聴きたい。
というより音楽を流してツーリングするとどうなのか。
試してみて、予想以上に楽しかったのでご紹介していきます。
ヘルメットに取り付けるBluetoothヘッドセット
ツーリング中に音楽を聴きたい。
ということは、ヘルメットにBluetoothのスピーカー(ヘッドセット)を取り付けることになりますが、果たして装着感はどうなのか。
Amazonのレビューをみていると、こういうレビューが目立ちます。
メガネをつけていると耳が当たって痛い。
これは大きな問題ですよね。
ツーリング中に音楽が聴けても、耳が痛くなるのでは気分が台無しです。
そこでまず、Bluetoothではないただのスピーカーをヘルメットに取り付けてみました。
これです。
Bluetoothではないので、スピーカーの厚みがそれほど厚くないのが特徴です。
つけてみると、音楽はちゃんと聴こえます。
メガネをつけていても、スピーカーが耳に当たる気配はありません。
この感じであれば、Bluetoothのヘッドセットの厚みがあってもいけるのではないかと、次はBluetoothのヘッドセットにアップデートしました。
これです。
上のBluetoothではないスピーカーと比べるとちょっと厚くなっています。
しかし、ノイズキャンセリングの機能がついていないので、厚みが大きいほうではありません。
果たしてどうなのか、実際に使ってみましょう。
ヘルメットのBluetoothヘッドセットを取り付ける
わたしが使っているヘルメットは、このネオクラシックヘルメットで、最近のヘルメットのようにスピーカー用のくぼみがあるようなタイプではありません。
ただの普通のフルフェイスヘルメットですが、チークパッドが分離しているので、その隙間にヘッドセットのマイク兼コントローラーまで伸びている棒を差し込むことができます。
参考に、チークパッドを外してみると、このように耳の部分(あごひものちょっと上)にはなにもついていない、という状態です。
チークパッドをつけてBluetoothヘッドセットをつけると、耳が入るところの一番奥にベルクロでスピーカーを固定することになります。
逆側の耳も同じ状況ですね。
さて、この状態で走ってみると、メガネをかけていても耳には当たりませんでした。
参考に、このBluetoothヘッドセットのスピーカーの厚さは14mmほど。
ベルクロで固定することを考えると15mmほどになります。
結果的に、このBluetoothヘッドセットは正解でしたね。
ノイズリダクションがない旧式のタイプなので厚みがそれほどないのと、比較すると非常に安い(約1,600円)というのが特徴です。
ヘルメット用Bluetoothヘッドセットの音質は?
このBluetoothヘッドセットも、最初に試したBluetoothでないスピーカーも、音質は似たようなものであまり良くありません。
ヘルメットにつけるスピーカーは、音響で使うスピーカーのように「箱鳴り」がするようには設計されていません。
これはどのBluetoothヘッドセットも同様で、シャリシャリとした音になり、中音・低音域の「鳴り」がない音になります。
構造上、耳から離れているところにスピーカーがあるので、どんな高級なヘッドセットを使っても同じような音になると推測できます。
音質を期待して高いBluetoothヘッドセットを買うのはおすすめしません。
そんな特徴のBluetoothヘッドセットですが音楽アプリのイコライザーで、ある程度改善できます。
中音と低音の「鳴り」がなく、高音がシャリシャリとしているので、このように極端なイコライザ設定にしています。
1kHz以上の高音は大幅にカット、そして400Hz以下の中低音は大幅にブーストします。
このイコライザ設定で「ある程度」音楽としては許容範囲かな、くらいの音質になります。
それでも、安物のイヤホンに負けるくらいの音質ですので、本当に「BGM」くらいの気持ちで聴くといいと思います。
その肝心のBGMとしての役割ですが……。
これがとても楽しい!
この装備で北海道ツーリングに行ってきましたが……。
北海道の長い直線道路で、奥田民生の「イージュー☆ライダー」が流れると最高の気分になります。
何もないな、誰もいないな、快適なスピードで♪
ヘッドセットのスピーカーが耳から離れているので音質が悪いと書きましたが、耳から離れていることで、音楽とエンジン音が良い具合に混ざって聴こえてきます。
なにかトラブルがあって異音がしても聴こえるので、そういう意味でも安心ですね。
失敗しても返品できるので試してみてはいかがでしょうか?