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Behringerアナログミキサー「Q1204USB」の音質をレビュー(ベリンガーミキサー)

わたしは仕事で、声優さんの音声を編集することが多くなっています。

声優さんの音声をチェックするときには、SONYのCD900STを使って、ノイズなどのチェックを細かくする必要があります。

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声優さんの仕事で、ZOOMでミーティングも必要なのでマイクがいります。

音声チェック以外には、プライベートで音楽も聴きたい。

ゲームもたまにするので、大音量でゲームを楽しみたい。

そうなってくると、ミキサーが必要だなと導入したわけです。

安価なBehringerアナログミキサー「Q1204USB」

Behringerの製品は「ノイズが多い」という偏見を持っていましたが、Amazonでいろいろ見ていると、ほとんどノイズの問題はないようです。Behringerも随分と良くなってきたみたいですね。

 

ミキサーに必要な入力としては、音楽とゲームを楽しむためにステレオのチャンネルがふたつ、あとはマイクの入力があればいいわけですが、ステレオが2チャンネルあるミキサーってそれほどありません。

そこで選定したのがこの「Q1204USB」です。オーディオインターフェイスにもなるのでマイクも入力できますね。

 

ミキサーが届いたので早速接続。

ステレオの入力である「5/6」「7/8」にそれぞれ、Macからのステレオ信号とWindows機からのステレオ信号を入力します。

ステレオ信号を入力

 

ちなみに、Q1204USBのオーディオインターフェイス機能を使って、Macの音楽を出力してみたのですが、かなり安っぽい音になってしまいました。

 

そのため、Mac miniの外部ヘッドホンから、ミキサーの「5/6」チャンネルに入力して、メインの出力からアンプにつなげています。メインの出力は、PA機器ならではのXLR端子出力になっているので、RCA端子に変換してアンプにつなげます。

Behringerアナログミキサー「Q1204USB」の音質は?

さて、接続してMacでAppleミュージックをAppleロスレスで流してみると、めちゃくちゃに良い音です

音源の空気感や、録音された音源の質がどれくらいなのか、までわかる解像度です。

正直、期待していた以上の高音質で驚きました。

 

高音にもやがかかるといった、ありがちな音質の低下もなく、特にバスドラムなどの低音がとても締まっていて、抜けが良い音。アナログミキサーの音が良いというよりは、ミキサーでは音質の低下がないので、そのままアンプで再生できる、したがって高音質という印象です。

もちろん、Windowsのゲームの音もリアルに再現してくれます。

 

ちなみに、アンプは評判のいい「FX-2020A+ CUSTOM」を使っています。

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このアンプは、ハイレゾほどの高音質ではありませんが、普通の48,000Hzのロスレス音源なら余すところなく再生してくれる良いアンプです。

Behringerアナログミキサー「Q1204USB」でモニタリング

今回ミキサーを導入したのは、仕事で声優さんの声をモニタリングするためです。

モニタリングのためにCD900STを使っています。

 

声をモニタリングするためには、音声のチャンネルをMAINバスからミュートしてALTのバスに送ります。そしてALTバスをモニタリングヘッドホンに送る、という操作をします。

ALTバスをモニタリングヘッドホンへ送る

MAINの出力がミュートされるので、純粋にモニタリングヘッドホンの音だけで、声優さんの音声を聴くことができます。

便利ですね。

 

そして、驚きの低ノイズ

 

というより、ノイズはほぼないと言っていいでしょう。

どれくらいノイズがないかというと、SSDの電磁誘導がノイズ源になるくらいノイズがないです。ある日、モニタリングに謎のノイズが乗っていると思ったらSSDの電磁誘導でした。インプットの配線をSSDと離せばノイズがなくなります。

それくらいノイズがありません。

Behringer「Q1204USB」にマイクを繋ぐ

Q1204USBはオーディオインターフェイス機能も持っているので、マイクもつなげます。

USBで接続するだけで認識されるので、特別なドライバは必要ありません。

USBで接続

 

ファンタム電源が、本体電源の横にあるのでコンデンサーマイクも使えます。

わたしはZOOMのミーティングで使えればいいので、SHUREのSM58をサクっと刺しているだけです。

マイクプリアンプのつまみを上げて、フェーダーを上げれば、ちゃんとマイク音声が入力されます。

マイク音声が入力される

Behringerアナログミキサー「Q1204USB」の評価

とにかく、驚いたのは、アナログミキサーとしては非常に性能が良いことです。

音質を落とすことなく、いろんな音源をMIXできます。

そして低ノイズ。

MAINバスとALTバスがあるのも、使い勝手がいいですね。

 

オーディオインターフェイスの音質としては、あまり期待しないほうがいいのではないでしょうか。

それよりも、アナログミキサーとして使って、PCへマイクの入力もできますよ、という使い方がいいと思います。

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