寒くなってきたのでグリップヒーターが欲しいです…。
ということで、まずはST250Eからイグニッション電源を取り出しましょう。イグニッション電源を取り出すことで、リレーを使ってグリップヒーターに電流を流せるようにします。
バイクのイグニッション電源って何?
グリップヒーターなどの説明には「必ずイグニッション電源につないでください」などと説明書きがあったりします。このイグニッション電源とは「キーをONに回したら電流が通る」電源のことです。
ST250eのヒューズボックスにはここに「イグニッション」と書かれているのでわかりやすいですね。
ここから分岐して電源を取ればいいわけです。 しかしグリップヒーターなど大きな消費電力のものをつなぐと、電流の流れが集中してしまい不安定になってしまうこともある…らしい。とのことで、「リレー」を使ってバッテリーから電源を取ります。
エーモンさんのところから画像を引用します。つまり、先ほどのイグニッションから取った電源は青線につないで、キーがONになると電流が流れてリレーがつながる。そして、バッテリーにつないだ赤線の「+極」から電流が流れて黄色の線につながればいい、ということになります。
バイクにリレーを取り付ける!動画で解説!
この記事を書いてから結構経ちますが、改めてリレーの仕組みと取り付け方を動画で解説してみました。この記事に書いてあることとほぼ同じです。
ST250のイグニッション電源を取るために必要な準備
仕組みがわかったところで用意したのはまず「エーモン ミニ平型ヒューズ電源 DC12V・60W」
エーモン ミニ平型ヒューズ電源 DC12V・60W/DC24V・120W 10Aヒューズ差替用 E511
- 出版社/メーカー: エーモン(amon)
- 発売日: 2012/05/09
- メディア: Automotive
これは10A用で純正でついている10Aヒューズと同じ容量に合わせます。
そして肝心のリレーは「エーモン 防水リレー」
エーモン 防水リレー (防水性能IPX規格4相当) 多層防水パッキン仕様 2898
- 出版社/メーカー: エーモン(amon)
- メディア: Automotive
シート下につけるわけですが、ぼくのST250eはサドルシートにしていて雨が入り込む可能性があります。そこで一番売れているのではなく防水仕様にしました。
これは要らないかも、と思っていた「エーモン ターミナルセット(中) 電工ペンチ付」
バッテリーにつなぐ丸型端子やクワ形端子をどうせ買わないといけない訳で。と全部セットになったこれを購入しましたが、便利!!ギボシの圧着が完璧になります。断線の心配が全くない。これは買ってよかった。
というわけで、前項の説明のように青色の線にはギボシのオスをつけて、ヒューズボックスから取り出す電源をつなぎまして…。
黒色の線はアースをするためにクワ形の端子をつけて…。
バッテリーの「+」につなげる赤色の線には丸型の端子をつけて…。
グリップヒーターと接続される黄色の線にはギボシのメスをつけました。
これで準備は完了です。
ST250にリレーを取り付けて配線する
準備はできているのであとは配線するだけ、必ずマイナス側を外してから作業してくださいという注意事項を厳守して配線します。出来上がりのイメージはこんな感じ。
リレーをどこに付けるのか迷いましたが、バッテリー真上にスペースがあったので、そこへ強力両面テープで取り付けました。電源取り出しの線がヒューズボックスから出てくるので、ボックスが閉まらなくなる。これはしょうがない。上からゴムのシートを全体にかけるので大丈夫でしょう。あ、ビニールテープで簡易防水もしておこう。
ヒューズボックスから出ている線は、「赤線→ヒューズケース→ギボシ→青線」とつながっています。そのあたりはブチル系テープでまとめて防水した後、ビニールテープで固定しています。
キーをオンに回すと「パチッ」という音でリレーが動いたことがわかります。黄色の線にテスターのプラスを当てて、マイナスをバッテリーへ当てるとちゃんと12Vの電圧がかかっていました。
カウルを取り付けると全く見えません。いいんじゃないでしょうか。さて、あとはヒートグリップの到着を待つのみです。