今シーズンの冬は、コミネの電熱グローブと電熱インナージャケットで、とても快適に過ごしています。
ちょっと気になるのが、コミネの電熱グローブはとても暖かいのですが、中華製の電熱グローブでも十分なのではないか?というところです。
そこで、中華製の電熱グローブを買ってみて、比較してみました。
コミネと比べて安さが魅力の中華製電熱グローブ
今回、比較のために買ってみた電熱グローブはこちらです。
7.4Vのバッテリータイプ。
付属しているバッテリーは2,500mAhが2個ついています。
Amazonのレビューがわりと良かったので選定しました。
このようにバッテリーを接続して…
ポケットにしまえば、普通の冬用グローブと変わりません。
防水のグローブになっているので、ファスナーが止水ファスナーになっているところが好印象ですね。
あとは、電源ボタンを押せば、強・中・弱3段階に切り替えられます。
中華製電熱グローブとコミネ電熱グローブを比較
一方のコミネの電熱グローブはこれです。
このコミネの電熱グローブは12Vのバージョンで、バッテリーから配線して、電熱グローブにつなぎます。
そのため、バイクウエアから配線が出て、そこから電熱グローブにつながっているんですよね。
一方の、中華電熱グローブは7.4Vのバッテリーなので、ウェアとグローブがつながっていない。
ウェアとグローブがつながっていないのは、とても快適ですね。
雑にグローブを扱えるといいますか……面倒な配線がないのは、思ったよりも扱いやすくなります。
さて、肝心の中華電熱グローブの性能ですが、路面温度が5℃くらいであれば弱でも十分に暖かいです。
しかし、コミネの電熱グローブだと、5℃くらいあったら電源をオフにするときもあるくらい。
この違いは、中華電熱グローブが、冬用グローブとしてはちょっと安物の作りになっているからですね。
さすが、コミネのグローブはちゃんとしています。
そして、冬の夜に走ってみたのですが、路面温度が2℃くらいになってくると、中華電熱グローブではかなり寒いです。
手が痛くなるほどではないですが、電熱で暖められる分が、風ですべてキャンセルされてしまって、暖かくなくなってしまいます。
コミネの電熱グローブで、路面温度2℃くらいだと「中」でつけておけば十分暖かいです。
冬用グローブとしての作りが、差をつけたという感じですね。
中華製電熱グローブの使い方
値段が違うので、中華製電熱グローブがちょっと劣っているのは仕方ないでしょう。
路面温度が5℃〜10℃くらいなら、バッテリー式の中華電熱グローブのほうが使い勝手がよいと思います。
設定温度は「弱」のままで十分に温かいです。
バッテリーのタイプなので、袖口とグローブがつながっていないのは、かなり快適ですし、ちょっとコンビニに寄るときなんかは電源を入れたままで買い物できるので、いちいち電源を入れ直す必要もありません。
取り扱いがめんどくさくならないのが良いですね。
しかし……バッテリーの充電に、5時間30分かかります……。
明日、ツーリング行くなら、寝る前に充電しておく、という感じですね。
それと……ちょっと試してみたくなって、こういうものを買いました。
コミネの12Vシステムハーネスを、7.4Vに変換してくれるケーブルです。
これがなんと…中華製の7.4V電熱グローブでも使えました!
こうやって、変換ケーブルを接続して…
電圧を降下させるコンバーターをポケットに入れてしまえば、コミネの12Vのシステムハーネスを接続できるようになります。
もちろん自己責任にはなりますが、バッテリーが充電できていなかった時などに、緊急避難として使えると思います。
コミネ電熱グローブ中華製電熱グローブの比較まとめ
やはり、お値段だけのことはあってコミネの電熱グローブは暖かいです。
中華製の電熱グローブも、真冬の夜など極端な環境でなければ十分使えます。
充電がめんどくさい分、ケーブルがつながっていないので使いやすい中華製。
ケーブルがつながっているけど、しっかり暖かいコミネ。
自分がバイクに乗るスタイル次第で、どちらかを選択すると良いと思います。