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【V14】Waves Centralの使い方!インストールできない使えない問題も解説!

Wavesのプラグインはとても良いエフェクターが揃っていますが、ライセンスの管理をしておかないとWaves Centralってわけがわからないということになりがちです。最初にライセンスの管理のやり方、次にWavesのプラグインのインストール方法を解説します。

【追記】

そもそもWaves Centralをインストールできない、プラグインをインストールしたくてもエラーが出るという状況が発生するようです。この記事の最後で解説しているので参考にしてください。

Waves Centralでプラグインのライセンス管理をする

まずはこの項目を読んでください。Wavesのライセンスがどうなっているのか理解しておいた方が良いでしょう。Wavesのライセンス管理はWaves Centralで行います。これからWavesのプラグインを使うひともWaves Centralのインストールが必要です。

www.waves.com

 

Wavesのプラグインは基本的にひとつのデバイスでしか使えません

最初にプラグインをインストールするときは、ライセンスをWaves Centralでパソコンに移動させてインストールしています。

ライセンスの仕組み

 

OSを新しくするときや、他のPCでプラグインを使いたいときは、ライセンスをいったん「Deactivate」する必要があります。

以下の手順でライセンスを管理します。MacでもWindowsでもほぼ同じ操作です。

 

Waves Centralを開いて「Licenses>Connected Device」を開くとプラグインがインストールされているハードドライブがあると思います。

インストールされているハードドライブ

 

新しいOSや別のPCで使いたいプラグインにチェックを入れて「Deactivate」をクリックします。

Deactivate

 

「Deactivate」するとこライセンスがWavesのアカウントに戻されて「Not Activated」に表示されます。

これが再度インストールできる状態のライセンスです。

Not Activated

 

「Not Activated」にライセンスがない場合は、「Disconnected Device」にライセンスが残っていると思います。

Disconnected Device

 

ライセンスをクリックして「I Understand(理解しました)」にチェックを入れれば、「Recover」でライセンスをインストールできる状態に戻すことができます。

Recover

ただし、年に1回しかできない(このことを理解した)ので次からは注意するようにしてください。

 

無事にDeactivateできたら、もしくは、買ってすぐの場合は、WAVES Centralの「Install Products」の画面で「Not Activated」の状態になっていると思います。

Not Activatedの状態

Wavesのライセンスは特にMacで使えなくなる可能性

macOSの場合、macOS CatalinaやMojaveで使っていたプラグインは、macOS Big SurやMontereyでは使えません。基本的にはV12がBig Sur、V13がMontereyに対応してます。

そしてmacOS Venturaに合わせて、V14がリリースされました。

 

Waves CentralはV14に合わせてアップデートされています。

macOS Venturaを使っている場合は、V14しかインストールできなくなりました。

V14しかインストールできない

 

macOS Monteryの場合、V13かV14なら使えますが、V12以前のバージョンは対象外になっています。

Venturaの場合

特に、V14でM1 Macに対応したため、プラグインの仕様が大きく変わっているので注意してください。

 

プラグインを購入してから1年以内であれば、追加料金なしで最新バージョンにアップデートすることができます。

WAVESのページの「My Product」から「Get Latest Version」をクリックしていくことでライセンスがアップデートされるので、WAVES Centralでインストールできるようになります。

My Product

 

そして1年以内であれば、アップデートプランを1年間延長することもできます。

ライセンスを買い直すより安いので、この先も使うようなら延長しておくのもいいと思います。

アップデートプランの延長

 

アップデートプランを延長しておくと、このようにV13からV14へのアップデートもできるようになりました。

V14アップデート

す。

WavesのライセンスがWindowsでも使えなくなった?

これはWindows10でも考慮しておきたいところで、次のWindows11になれば新たにV13へのアップデートが必要になる……と思いましたが、Windows11を検証してみたところ、V11でもV12でもちゃんとライセンス管理していれば使えていました。

ところが……。

V11プラグイン

 

2023年4月のWAVES Centralアップデートで、Windows 11でもV14しかインストールできなくなりました。Windows 10でも同様だと思います。

V14のインストール

 

しかし……Windowsの場合は、システム的には互換性があるはずなので、下にある「Legacy Versions」をクリックすると……

Legacy Versionsをクリック

 

各バージョンのオフラインインストーラーがダウンロードできます。

オフラインインストーラー

 

オフラインインストーラーからインストールすれば、古いバージョンでも使えるはずです。

試してみてください。

どうやら、All Pluginsですべてのプラグインをインストールして、自分がライセンスを持っているプラグインだけをActivateするようです。

プラグインをインストールするWaves Centralの使い方

今からWavesのプラグインを使い始めるひとも、プラグインを再インストールしたいひとも同じ手順になります。

Waves Centralを使ってプラグインをインストールしていきます。

WAVES Centralを起動して「LOG IN」ボタンをクリックします。

Loginボタンをクリック

 

WAVESのホームページにジャンプするので、WAVESのアカウントでログインします。

「Continue To Waves Central」をクリックして「許可」をクリックすると、WAVES Centralにログインできます。

WAVES Centralにログイン

ログインできない場合は「Forget password」をクリックすることで一般的な手順でリカバリできます。

 

ログインができたら「Install Products」の画面を開きます。

Install Products

 

自分が持っているプラグインの一覧もしくはバンドルパッケージが表示されます。インストールしたいパッケージが「Not Activated」になっていると思います。

Not Activatedの状態

この状態になっていなければ、前の項目を読んで「Not Activated」の状態に戻してください。

 

インストールしたいプラグインにチェックを入れて「Install & Activate」をクリックします。

Install & Activate

 

これで、プラグインがPCにインストールされるとともに、ライセンスが自分のPCへ移動されます。

 

インストールが終わったら「OK」をクリックします。

OKをクリック

 

するとこのように「Activated(ライセンスが有効)」と「Installed(インストールされている)」にチェックが入った状態になると思います。

チェックが入った状態

 

これでインストールは完了です。

あとはDAWや映像加工アプリなどで使えるはずです。

一部のWindowsユーザーで、Waves Centralからプラグインをインストールできない場合があるようです。この記事の最後で解説しています。

WAVESのプラグインをDAWで使う方法

私が普段使っているDAWではMacでもWindowsでも、VST3プラグインのシステムフォルダをオンにすればWAVESのプラグインが使えました。この操作はそれぞれのDAWによって違ってきます。

VST3フォルダ

 

例えば、MacのLogic ProやGarageBandであれば、Waves Centralが自動的にVST3からAUという形式に変換してくれるので、アプリを起動するだけで使えるようになります。プラグインは「Audio Units>Waves」に入っています。

Logic Pro画面

 

Wavesのプラグインって素晴らしく良く出来ているので、おすすめのプラグインがたくさんありますが、特にこの記事のコンプレッサーは本当におすすめです。興味があれば以下の記事を読んでみてください。

st250e.hatenablog.com

 

st250e.hatenablog.com

 

あと、革命的と言っていいのは「Clarity Vx」ですね。

AIによってノイズ除去が完全にできてしまうというすごいプラグインです。

しかも2023年の1月にM1/M2 Macに対応したので、5分くらいかかっていたノイズ除去が数十秒で出来るようになりました。すごい。

st250e.hatenablog.com

Waves Centralでプラグインをアンインストールする使い方

Wavesのプラグインをアンインストールするときにも、Waves Centralを使います。

「Settings」の画面に「Uninstall」という項目があります。

Settings

 

ここからバージョンごとにざっくりとアンインストールします。

例えばV12のプラグインをアンインストールする場合には、V12を選択してから「Uninstall」をクリックします。

Uninstall

 

「Successfully uninstalled」と表示されたら完了です。

Successfully uninstalled

OSの再インストールをしてWavesのプラグインが行方不明の場合

OSを再インストールしてWavesのエフェクターをどうしたらいいかわからないときは、とりあえずWaves Centralをインストールしてみてください。

そして「Licenses」の画面で「Connected Device」に表示されているようであれば、一旦「Deactivate」します。

Connected Device

それから、Install Productsの画面でプラグインをインストールします。

 

Waves Centralをインストールして「Connected Device」にプラグインがない場合は、「Disconnected Device」のところにプラグインのライセンスが残っている可能性が高いです。「I understand」にチェックして「Recover」をすればライセンスを戻せます。

ただし年に1回しかできないので今度からはDeactivateするようにしましょう。

Recover

Waves Centralもしくはプラグインがインストールできない場合

M1 Macを使っている場合、Clarity Vxが使えない問題がありましたが……。

st250e.hatenablog.com

 

2023年にV14→V14のままでアップデートがあり、M1やM2のMacに対応しました。

st250e.hatenablog.com

もしM1/M2 MacでClarity Vxを使えないなら、無料でアップデートできるので、WAVESのサイトでアップデートしてください。

アカウントメニューの「My Product」を開くと、「Get Latest Version」というリンクがあると思います、クリックすると無料でM1/M2対応のバージョンにアップデートできます。それから、WAVES Centralでインストールし直すと使えるようになります。

Get Latest Version

 

 

話は変わって、Windowsの場合ですが……。

Waves Centralがインストールできたとしても起動するとエラーとなり、プラグインがインストールできない問題が発生することがあります。これは、WAVESのプラグインのページに記載がありますが、Windowsでユーザ名が日本語の場合に発生していました。

WAVESのページ

 

V14が出てしばらく経った2023年は、WAVES Centralのバージョン14.0.8ですが、この日本語アカウントの問題が治ったのかどうか……ちょっとわからなくなっています。

新しく日本ドメインのサポートが出来ていて、少なくともそこには日本語アカウントの問題は記載されていないようです。

wavesjapan.jp

 

ただし……日本語のユーザー名でアカウントを作って検証してみたところ、WAVES Centralのインストールはできますが、V14プラグインのインストールができません。

WAVES Centralは「管理者として実行」すれば、WAVS Centralを起動してプラグインのインストール画面まではいきますが……。

管理者として実行

 

そこから先でエラーになります。

エラー画面

プラグインのダウンロードはできているので、Internet Connectionには問題ないはずですが、その次のアクティベーションでエラーが出ている感じです。

 

まだ、日本語ユーザー名の問題が残っているのであれば、半角英数字のみのユーザを作成して、そちらでWavesのプラグインをインストールすると解決する可能性があります。

日本語サポートサイトのFAQでも、管理者アカウントを作成してみる、という方法が提案されているので無駄ではないでしょうし、実際、わたしのWindowsアカウントは半角英字のアカウントで、問題なくインストールできています。

 

簡単に解説しておくと、設定を開いて、「アカウント」画面の「その他のユーザをこのPCに追加」します。

その他のユーザをこのPCに追加に追加

 

「このユーザのサインイン情報がありません>Microsoftアカウントを持たないユーザを追加する」でローカルアカウントを作成できるので、Wavesのプラグインを使うアカウントを半角英数で作成して、ログインし直すと、Waves Centralでプラグインをインストールできるようになると思います。

ローカルアカウントを作成

 

他にもいろいろと解決策が提案されているので、日本語のサポートサイトを読んでみてください。

正直、あまり充実しているとは言いにくいのですが、参考にはなると思います。

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