ツーリングに行こうと思って出発前に軽く点検していたんです。ちょっとブレーキレバーに違和感がある……と思って調べてみるとブレーキレバーのボルトが折れていました……緊急の対策と応急修理をします。
ST250 Etypeのブレーキレバーとシフトレバーのボルト
ブレーキレバーやシフトレバーをカスタムしようと思ったことがないので知りませんでしたが、ほとんど同じボルトが使われているんですね。ピボットボルトというボルトで、Φ8の部分でレバーが動いて、M6のネジでレバーが固定されています。
このM6のネジ部分が折れていました。
緊急の対策としてシフトレバーのピボットボルトをブレーキレバーの方へ移動させました。シフトレバーのピボットボルトにはグリスがたっぷり塗ってあったので、そのままだとブレーキレバーの動きが悪くなります。ピボットボルトのグリスをパーツクリーナーで取り除いてブレーキ側に装着しました。
シフトレバーは取れたとしてもブレーキでエンストすればいいですが、ブレーキレバーが壊れるとエンブレでは止まれませんよね……という緊急の処置です。
クラッチ側のピボットボルトはブレーキ側のピボットボルトよりΦ8の胴体部分が短いですがM6のネジ部分は同じなのでギリギリ長さが足りている状態です。
ST250 Etypeのブレーキレバーやシフトレバーの修理に使えるボルト
バイク屋さんまで結構遠いので、シフトレバー側をどうしようか……といろいろ検索しましたが見つかりません。どうやら、Φ8の胴体部分とM6のネジ部分というのはある程度共通しているようですが……Φ8とM6についてはノギスで測ってわかりました。100円均一のノギスが役に立つとは……。
Amazonのページではサイズが説明されていないのですが、デイトナさんを信じてこの補修用ピボットボルトを購入。
次の日に届くのはさすがのAmazonさん。デイトナの補修用ボルトで行けそうです!
ブレーキ側のピボットボルトと比べてみるとΦ8の部分、ここが長くなっています。構造上Φ8が長くても問題ありません。短いとM6のネジ部分が足りない可能性が出てきます。実際にクラッチ側のピボットボルトをブレーキ側につけたので、M6のネジ部分がギリギリになっています。
これが実際にブレーキ側を補修した見た目です。Φ8の部分が長いので上に飛び出しています。
一方でM6のネジは少し短いので下に突き抜ける部分がほとんどナットと同じくらい。ナットの固定が外れることはないですが、補修用としてちゃんとバイク屋さんで交換してもらった方が良いでしょう。
ちなみにAmazonの中古などでスズキ純正品の「57431-04F00」という似ているパーツが売っていたので購入してみました。Φ8の胴体とM6の長さもピッチも一緒ですね。Yahoo!ショッピングのヒロチー商事さんがとても対応が早くて3日くらいで届きました。
互換性はありあますが、ちょっと不安なのでバイク屋さんでみてもらいます。
ちょっと今回反省して、ちゃんとネジの勉強をしようと安いピッチゲージも購入。
とりあえずは先ほどのスズキのボルトで行けそうな感じはあったものの、不安なので2りんかんで安全点検していただきました。
互換品ですけどちゃんとクリアランスもあるし問題ないとのプロのお言葉。カスタムしまくってるバイクにとっては、ほんと2りんかんさんはありがたい……。「こんなとこ折れることあなりないんですけどね」って話でしたね……。ずっとブレーキフルードの交換してないので、今度お願いしますということで無事にピボットボルト事件は収束。
ツーリング前には点検しましょうと言うつもりはなくて、ツーリングのためにサイドバッグをつけるから点検したんですよね……。こういうツーリング装備って点検のためにも役立つのかもしれません。