最近YouTubeでもST250Eのカスタムを紹介しているので、そちらばかり更新しています…。でもYouTubeの「だめ」なところは必要な情報があるかないかわからないということ。なのでセパハン計画のブログを書きましょう。
動画派のかたはこちらをどうぞ。
なぜST250 Etypeをセパハンにするのか?
もう数年前になりますが、ST250Eを購入したのはカスタムベースとしてであって、カフェレーサーにしたいという強い想いがありました。
が、オールドルックの魅力にはまってしまい、今は古臭いロングハンドルをつけてよりオールドルックに仕上げています。このときのブログ書いてませんね…。動画だけ作っています。
つけたのはこのハンドル。
これがめちゃくちゃに乗り心地がいい。ワイドなのでセルフステアが感じられ、なにより姿勢が楽でロングツーリングも疲れなくなりました。というわけでセパハンにする必要なんてないんです。
ただ、カスタムしたいという気持ちだけあるので、完全に無駄にセパハンにするのです。
ST250 Etypeをセパハンにしようと思ったが…
いきおいだけなのでほとんど調べずにセパハンだけ買いました。角度調整できる安いハンドルはちょっと怖いので、角度が6mmで固定されているクリップオン式です。
もしかしたら加工なしでつくんじゃない?とか思っていましたがぜんぜんだめ。
こんな感じです。
つけられそうな気配が1mmもありません…。
というわけで、つかないということがわかっただけでもよかったのかな…。
トップブリッジの外し方がわからなくなって、検索したら自分の記事がヒットして救われました。過去の自分えらい。
ST250 Etypeをセパハンにするのに必要なもの
とにかく純正のヘッドライトステーではだめなので、交換するとして、そうするとウィンカーをつけるところがありません。実験みたいなセパハン化なので思い切ってこんな感じで購入しました。
ウィンカーも一緒に交換しようと思って探していたら、バーエンドウィンカーなんてあるのか!!と勢いで購入。こんなの実験的でないとつけようとは思いませんよね(失礼)
一日で全部の作業をやるのは無理があるだろうと、まずウィンカーだけ交換できるように準備しておくことにします。ウィンカーはこのようにコネクタになっています。
こうやってギボシ化しておけば差し替えるだけで済みます。
バーエンドウィンカーが光るか試したところ、めちゃくちゃ暗い…。
ハイフラ防止のために抵抗器を入れていたのですが、抵抗を外すとちゃんと明るくなりました。
やってみないとわからないものですね。ハイフラのためにハイフラ防止リレーなんて入れていたら作業量がもっと増えていましたし、抵抗器が無駄になっただけなのでよかったですし、後ろをLED化するときに使えますし…。
まあとにかく、これでセパハンの準備はできたと思われます。
ST250 Etypeをセパハンにする!!
ざっくりとした計画はこうです。
- 1日目はライトステーとセパハンを組んで、ポジションを決めて穴あけする
- 2日目はバーエンドウィンカーなどの電装系を整理して最終的に仕上げる
おそらく1日でやろうとしたらたいへんなことになりそうなので、ゆっくり確実にいきたいですね。
1日目:セパハンを仮組みして穴あけ
まずデイトナさんのヘッドライトステーをつけるわけですが、説明の必要もないくらい簡単につけられます。こんな感じ。
純正のステーと比べてみると、ちょっとライトが手前になります。
まあ遠近の見え方はあるんですけど、感覚的に1〜2cmくらい手前になる感じです。ST250Eの純正ライトって大きいので厳しいかもしれませんが、取り付け位置を下に下げれば、ワイヤー類の空間はかせげるかな…という感じですね。
で、やっとセパハンを取り付けられるようになったわけですが、気づいたこと。
セパハンってくるくると前後に回せるので、穴あけの位置はバーエンドからの長ささえあっていれば角度は気にする必要がないということです。これは楽ですね。
というわけで穴あけをしますが、アルミ製なのでめちゃくちゃ簡単に穴が開きます。穴あけの様子については動画の完結編の方で詳しく解説しています。
穴あけしたらいったん全部組んでみます。
いかにもセパハンというスタイルでこれは結構いいかも。
ブレーキホースが一番心配でしたが、ライトの下を通して余分な長さはあるものの不自然とか無理に曲がるとかはなくてよかったかなと。
どっちかというとクラッチワイヤの方がたいへんでした。クラッチを固定するパイプが曲がっていて変えられないので、ワイヤをいったん逆サイドに逃してからぐるっと回さないと苦しい。
このクラッチワイヤの長さを調整するパイプが曲者なんですよね。なんとかなったので一安心。
ハンドルストッパーを買うのがいやだったので(実験なので…)タンクにスイッチボックスが当たるくらいのセッティングにしました。この状態でハンドルロックできるので便利です。
こんな感じで仮組み完了。ファッションとしてセパハンにしたいだけなので、見た感じ良いのではないでしょうか。めちゃくちゃ乗りづらいと思いましたが、慣れてみると案外疲れなくなります。60km/h以上出るような国道を走るときは、風を受けなくて済むので楽ですね。
さああとは2日目、電装系を仕上げていけば完成です。
2日目、セパハンにバーエンドウィンカーをつけて完成
さてバーエンドウィンカーをつけるんですけどいきなり問題が発生。まったく刺さる気配がありません。まあでもゴムなので削ってやればちゃんと固定できるようになります。
左右のバーエンドウインカーをつけて、左側。
右側。問題なくつきます。準備しておいてよかった。
USBも取り付け。これは特に変更なしですね。
光軸も調整してこれでセパハン化完成です!!
単気筒+セパハンがちょうたのしい件について
セットアップできたので早速、片道30分くらいのプチツーリングに行ってきました。
めちゃくちゃ楽しい!
単気筒の鼓動が手足から身体全体で感じられ、5000回転以上回すと最高の気分になります。タコメーターがあると回転数がメーターでわかるのでこれも良い……。
途中ちょっとCBR250RRと並走したのですが、どうやらポジションは同じくらいの感じ。その一方でこちらはノーマルステップなので足と脚で体重を分散できます。慣れればロングツーリングもできるようになるでしょう。
あくまでも実験としてセパハンにしたのですが、こんなに楽しいとは思わなかった。スワロー逆づけとはぜんぜん違うレベルの楽しさです。気分は完全にカフェレーサーですね。もっと乗れるようになりたいという気持ちにさせてくれます。
ただ問題があったのは、今回とりつけたバーエンドウィンカーがかなり粗悪品でした…。おかげでいろいろなウインカーを試すことになってしまい、まあそれはそれで楽しかったのでこちらの記事も参考にしてください。